自分に合った着物のサイズの選び方

着付け教室に通う際に、欠かせないのが着物です。近年では、レンタルで対応できる着付け教室も増えてきていますが、「せっかく着付けを習うなら、自分の着物が欲しい!」と思う方も多いのではないでしょうか。

さて、着物を購入しようとした際に、まず悩みがちなのが「サイズ」についてです。着物にもサイズというものは存在するの? 失敗しないサイズ選びのコツは? 着物購入時に抱きがちな、素朴な疑問を解消していきましょう!

着物にもサイズはある!自分に合ったものを選びましょう

着物にもサイズはある!自分に合ったものを選びましょう

洋服を購入する際に、欠かせないのがサイズのチェックです。購入する機会も多いため、自分自身のサイズについて、なんとなく把握している!という方も多いのではないでしょうか。

一方で購入するのが和服となると、サイズについて悩んでしまう方も少なくありません。一枚の布地を体に巻き付けて締める和装に、「そもそもサイズというものが存在するのかしら?」なんて、疑問を抱く方も多いのかもしれませんね。

実際のところ、着物の世界にもサイズというものは存在しています。洋服と比較するとざっくりしていますが、やはり自分の身体に合ったサイズの着物を選択することが大切です。

洋服と比較して、和服のサイズ感がざっくりとしているのは、着付けで調整することが可能であるためです。しかし残念ながら、着付けで調整できる範囲も決まっていますし、何よりも着付けの難易度が上がってしまいます。

特に「これから着付けを習いたい!」と考えている方にとって、いかに自分が着付けをしやすい環境を整えるのかが、非常に重要なポイントとなります。

自分の体にピッタリの着物を用意すれば、その分着付けは楽に行えますし、美しく仕上げることも容易になるはずです。

着物のサイズの測り方と着物の選び方

着物のサイズの測り方と着物の選び方

着物の世界においても、サイズの重要性がわかったところで、次は実際のサイズ選びの方法についてチェックしていきましょう。

着物のサイズは、以下のような項目で示されています。

  • 身丈
  • 袖丈
  • 袖幅
  • 後幅
  • 前幅
  • 褄下(つました)

それぞれの項目で、着物の部位別の大きさが示されていますが、初心者の場合は基本的に2つの項目さえチェックしておけばokです。非常に重要になるのが、「身丈」と「裄」の2か所であるということを、頭に入れておきましょう。

身丈とは背縫いの一番上から一番下までの長さを測った数字で、着物の縦の長さを知るために必要な情報となります。自分にピッタリの身丈は、身長±5センチの範囲内に当てはまるものと言われています。

この範囲に当てはまっていれば、着付けの途中、おはしょりを作る段階で自分の身長に合わせて美しく調整することが可能となります。

もう一つ重要なポイントとなるのが裄で、こちらは着物の真ん中から袖の端までの長さを指しています。裄が長すぎると、手首や手が隠れて不格好になってしまいますし、雪が短すぎれば、まるで七分袖のような、つんつるてんの印象になってしまいます。

裄の長さの好みは、人によって異なりますが、自分の長さから±3センチ以内であれば普通に着られると言われています。またフォーマル度が高い着物であれば少し長めに、普段着であれば少し短めにと、状況に合わせてサイズを選択するケースも少なくありません。

自分にピッタリの裄丈の着物を探そうと思ったときには、まずは自分の裄丈について、正しく把握することが大切です。自分一人でサイズを計測するのは難しいので、もう一人別の方に、以下の手順で計測をお願いしましょう。

  1. 首の後ろの中心、ぐりぐりしたところを探し、メジャーを当てる
  2. 腕を45度に広げる
  3. 肩に沿って計測し、肩の端まで来たら手の方へと向きを変える
  4. 手首のぐりぐりに向けて、計測する

腕を広げるときの角度が変わると、サイズも微妙に異なってきます。「ピッタリのはずだったのに、なんだか袖が短すぎた!」なんて失敗にもつながってしまいますから、十分に注意してください。45度の角度を意識して、ピシッと背筋と腕を伸ばした状態で、サイズ計測をしてもらいましょう。

近年では、一から仕立ててもらう高級な着物ではなく、すでに仕立て上がっている既製品の着物も増えてきています。ある程度のサイズが決められており、大量生産が可能なことから、一点ものよりもリーズナブルな価格で楽しみやすいというメリットがあります。

こうしたプレタ着物の場合、洋服と同じようにs・m・lと、事前に大体の種類分けが行われている可能性も高いです。主に身長から、ピッタリのサイズを選びやすいよう工夫されていますから、まずは自分自身の身長から、商品を絞り込んでみるのもオススメです。

とはいえ、腕の長さや腰回りのサイズなど、体型のサイズには個人差も大きいものです。もしも「私は他の人よりも手が長いみたい」など、自身の特徴を把握できているのであれば、そうした特徴にも対応できる着物を選択しましょう。

安価に着物を入手できる場所には、リサイクルショップなどがありますが、こうした場所ではサイズが統一化されているわけではありません。一つ一つの着物の状態とサイズ感について、しっかりと確認しながら購入アイテムについて検討してみてください。

まずは基本のサイズで、最初の一枚を購入してみましょう

着付け初心者にとって、着物のサイズ選びが難しいのは、「試着ができないから」という理由もあります。洋服であれば、気に入った洋服を、実際に着用してみて購入するかどうか決めることができます。一方で和服の場合には、「とりあえず着てみる」という選択肢が難しいこともあるでしょう。

初心者さんにオススメなのは、自分自身のサイズについてしっかりと把握した上で、まずは基本通りの一枚を購入してみるということです。ごく一般的な体型をしている場合には、手軽に購入できるプレタ着物を活用してみるのも良いでしょう。また着物が得意なリサイクルショップを覗いてみれば、多種多様なサイズのアイテムが揃っています。基本のサイズに忠実な着物を、まずは一着購入してみてください。

というのも、着物の着こなしには、やはり個人のセンスが現れてきます。袖の長さや全体的な見た目など……「ピッタリサイズの着物を着用してみたからこそ、もっと○○だったら良いのに!という要望がわいてきた」なんてケースも少なくないのです。

一度ピッタリサイズを購入してみて、そこから自分自身の好みに合わせて着物のサイズを調整していきましょう。

現在手元にある着物のサイズが合わなければ、仕立て直しで対応することも可能です。着物を購入してみたものの、サイズ選びで失敗した!と思った場合には、ぜひ専門ショップに相談してみましょう。より自分を美しく見せてくれる着物に、生まれ変わらせることができるかもしれません。

着物のサイズ、正しい知識を身につけて賢く楽しもう

着物のサイズ、正しい知識を身につけて賢く楽しもう

洋服と比較すると、和服のサイズ選びは比較的緩いもの。着物はもともと、着付けで調整しながら身につける衣服です。洋服のように「着るだけでok」という気軽さはないものの、着付けというひと手間で、サイズの調整を行いやすいという特徴があります。

とはいえ着付けで調整できる範囲にも限界があり、その内部に収まるように、自分に合ったサイズの着物を選択することが大切です。まずは着物のサイズの重要部分について頭に入れてみてください。どこがどの部位で、どのような意味を持つ数字なのかを理解しておけば、着物のサイズ選びで悩むこともなくなるでしょう。

また自分にピッタリのサイズの着物を選択するためには、自分自身のサイズを、正しく測ることが大切です。普段の洋服とは異なる視点も必要となりますから、まずは自分のサイズを知るところからスタートしましょう。

着付け教室の中には、初級講座の第一回を、着物のサイズと計測に充てているところもあります。こうした機会を活用しながら、自分のサイズを把握すると共に、ピッタリな着物選びができると良いですね。

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