男性がかっこよく着物を着るためのポイント

近年は女性だけではなく、男性も和装を楽しむ方が増えてきています。日本人男性のスタイルを、より魅力的に見せてくれるファッションの一つとして、幅広い世代に浸透していると言えそうです。

女性が着物を着る方法も気になるけれど、男性が着物を着る方法も気になる!という方も多いのではないでしょうか。夫婦やカップルで和服でのお出かけを楽しむためには、ぜひ「男性の着物の着方」もマスターしてみてくださいね。

具体的な手順や必要な道具、女性の着物の着方と大きく異なっている点などについて、わかりやすく解説していきます。

男性の着物、着付けの手順をご紹介

男性の着物、着付けの手順をご紹介

まずは男性が着物を着る際に、用意するべきアイテムを紹介します。

  • 着物
  • 羽織
  • 肌着
  • 長襦袢
  • 羽織紐
  • 男〆
  • 腰ひも
  • 足袋
  • 履物

これらの品物を用意したら、次は実際に着物を身につけていきましょう。

  1. 足袋をはいて、肌着を身につけます。
  2. 長襦袢の左右それぞれの袖をとおし、背縫い部分を背中の中心に合わせて着ます。
  3. おへその下を腰ひもでぎゅっと締め、襟元の合わせが体の中心に来ていることを確認します。
  4. 長襦袢の上から、同様の手順で着物を着ていきます。
  5. 長襦袢の袖を着物の袖の中へと入れ込みながら、前中心部を合わせるようにして整えます。
  6. 右手の襟先を少し折りながら、長襦袢の半襟を少し出すようにして、腰骨あたりに入れ込みます。
  7. 左手側の襟先を、右の腰骨あたりに持ってきたら、全体を整え空気を抜きます。
  8. 男〆で仮留めをしたら、全体にシワが出ないように整え、帯を締めましょう。
  9. 羽織を着て、襟元を外側へと折りこんだら完成です。

男性が着物を着る際にポイントとなるのは、前後の中心がずれないように、一つ一つの手順を丁寧にこなしていくことです。ステップごとに全体のバランスを意識して、ぐちゃぐちゃになっているところはないか、余計なしわが寄っている部分はないかと、確認すると良いでしょう。

実は女性用の着物と比較すると、男性用の着物は手軽に着用することができます。体を布でしっかりと包み込み、紐で固定すればOKと考えると良いでしょう。

「なんとなく難しそうだな」というイメージだけで和装を避けてしまうのは、日本人男性にとって非常にもったいないことです。慣れてくると、非常に素早く着物を身につけられるようになりますから、ぜひ積極的に楽しんでみてください。

伝統的な和の雰囲気で楽しむのも良いですし、若い世代の方は、現代風にアレンジして楽しむのもオススメの方法です。「自分で着る」からこそ、ファッションの幅も広がっていくことでしょう。

男性と女性、着物の着方の違いについて

男性と女性、着物の着方の違いについて

先ほど説明したとおり、男性の着物は、女性の着物よりも着付けが簡単だと言われています。同じような作りをしているにも関わらず、なぜこのような違いが発生するのでしょうか。ここでは、男性用の着物と女性用の着物、それぞれの着方の違いについてまとめます。

男性の着付けと女性の着付けで、大きく違うのは以下の3つのポイントです。

女性の着付けには「おはしょり」がある

男性の着付けと女性の着付けで、まず大きく異なっているのが「おはしょりの有無」です。おはしょりとは、着物を着たときに余った部分をたくし上げ、腰のところを紐でしばることで生まれる部分のことです。

女性の着付けにおいては、「おはしょりがモコモコして、美しく仕上がらない!」なんてお悩みを抱える方は少なくありません。全体をシワなく美しく仕上げるためには、それなりの技術が必要となります。

実はこのおはしょり、女性の着物特有の部分で、男性の着付けにおいては存在しません。「おはしょりの位置を決める」「おはしょりをきれいに整える」などの手順をすべてカットすることができますから、男性の着付けの方が手軽で簡単になっているのです。

女性の着付けでは「衣紋を抜く」

女性の着付けにおいては、「衣紋を抜く」という作業が必須となります。これは、襟の後ろの部分を開けて着物を着ることを指し、男性にはない女性ならではの習慣となります。

衣紋を抜くだけで、和装姿はなんとなく女性らしく感じられることでしょう。とはいえ、どの程度抜くのかによって、和装全体の雰囲気も変わってくるもの。こちらも、女性の着付けならではの、難しいポイントだと言えるでしょう。

帯の種類や結び方について

もう一つ、男性の着付けと女性の着付けで大きく違っているのが「帯」についてです。こちらも男性の方が、楽で手軽になっています。

女性用の帯は、男性用のものよりも幅が広く、またさまざまなデザインのものが揃っています。結び方一つをとってみても、非常にバリエーション豊かで、そのときの気分やシチュエーションに合わせて選ぶことが可能なのです。

男性とは結ぶ位置も結び方も異なっていますが、女性の方が凝っている分、やはり難易度は高めです。着付け教室などに通う場合でも、この帯の結び方で苦戦する方は決して少なくありません。

講師の方に一度言われただけではわからない!という方も多く、練習を積み重ねて徐々に上達していく必要があるでしょう。

このように、同じ着付けであっても、女性と男性ではその手順も特徴も大きく異なっているものです。男性の場合は、着付けが比較的簡単なこともあり、独学で練習を積み重ねていけば、徐々に上達できる可能性も高いです。

一方で女性の着付けの場合は、複雑な手順も多いもの。着付け教室が「女性に人気の習い事」として認知されている裏には、このような事柄が関連しているのでしょう。

男性がかっこよく着物を着るためのポイント3つ

男性がかっこよく着物を着るためのポイント3つ

女性と比較して簡単だと言われる男性の着付けですが、より美しく、そしてかっこよく着こなすためには以下の3つのポイントを意識してみてください。着付けの腕がアップするでしょう。

襟止めを活用しよう

男性の着付けにおいて、ポイントとなるのが襟元です。ここを美しく仕上げることができれば、全体の印象が引き締まります。

ここで活用したいアイテムが、襟止めです。S字の金具になっていて、長襦袢の襟元をしっかりとキープするために使います。

長襦袢の上前の襟と下前の襟に差し込んで使えば、襟の崩れを予防しつつ「前らは見えない」という便利な道具となっています。着付けに慣れていない方にもオススメのアイテムで、襟元が崩れにくくなるので、その他の部分に余裕を持って作業を進めていけることでしょう。

ゴム製腰ひもでより手軽に

腰ひもは、昔ながらの結ぶタイプを選択するのも良いですが、ゴム製でぱちんと留めるだけのものを使うと、さらに着付けを楽にできます。伸縮性があるので、着付けを終えて動いたときでも、全体を崩れにくくしてくれます。

腰パットで効果的な体型補正を

和装姿を魅力的に見せられるのは、スリムな人よりも、むしろ恰幅の良い人です。補正アイテムを上手に活用して体のラインをなだらかにすることで、和装姿をより魅力的に見せることができるでしょう。

ここで便利に使えるのが腰パットで、ぐるりと身体に巻き付けるだけで、和装が似合いやすいスタイルへと近付けてくれます。補正アイテムを上手に活用することで、着崩れを予防する効果も高まるはずです。

自分の体型に合わせて、マジックテープで留めるだけのタイプは、初心者にとっても使いやすくオススメですよ。

まとめ

男性の着付けと女性の着付けの間には、いくつか違いがあり、それぞれの特徴を踏まえた上で着付けを行うのがオススメです。難易度が高いと言われているのは女性の着付けの方で、それと比較すると男性の着付けは、比較的楽に行うことができるでしょう。

男性の着物の着付けは、独学で学び練習を重ねる方も少なくありません。特に女性向けの着付けを学んだ人にとっては、「できる!」と思えるポイントも多いのではないでしょうか。

女性向け・男性向けそれぞれの着付けをマスターできれば、和装姿で一緒にお出かけすることも、夢ではなくなります。和服の楽しみ方も、より一層広がっていくのかもしれませんね。

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