着物の帯の結び方の種類にはどんなものがある?

着物を着る上で、美しく見せるポイントの一つになるのが「帯の結び方」です。どんな風に結ぶのかによって、着物全体の雰囲気も変わってきますよね。

着物の帯を上手に結べるようになりたい!と思うときには、とにかく練習を重ねることが大切です。そのためにはまず、着物の帯の結び方には、どのような種類があるのか知っておきましょう。

帯の結び方の種類や、それぞれの特徴と共に、結び方のコツや男女の違いを解説します。「着物の世界をより深く知りたい!」と思ったときには、ぜひ参考にしてみてください。

帯の結び方の種類、ベーシックな結び方からイメージに合わせたアレンジタイプへ

帯の結び方の種類、ベーシックな結び方からイメージに合わせたアレンジタイプへ

帯の結び方には、非常に多くの種類があります。どのように帯を結ぶのかは、和装を着こなす際のポイントの一つ。シックにまとめたいときや、華やかなイメージに仕上げたいときなど、帯の結び方の工夫を凝らすことで、イメージを自由自在に決定できます。
とはいえ帯の結び方は、和装の着付けの手順の中でも、複雑で難しいとされるステップの一つです。「短期間で、とにかくたくさんの結び方を覚えたい!」と思う気持ちもわかりますが、実際には厳しいケースも多いものです。

こんなときには、「まずベーシックな結び方を確実に身につける」という方法をとるのがオススメです。ベーシックな結び方を覚えておけば、基本的に大丈夫。冠婚葬祭、どんな場面でも活用できます。
またアレンジ結びのほとんどは、こちらのベーシックな結び方に工夫を凝らして作られたもの。ベーシックな結び方をマスターすることが、より華やかな結び方をマスターするための、ポイントでもあります。

女性の帯の結び方の中でも、初めにマスターしたいベーシックな結び方は以下のとおりです。

太鼓結び

帯の結び方として、最初に覚えるよう言われるケースも多いのが、こちらの太鼓結びです。「一重太鼓結び」と言われることもあります。

太鼓結びの特徴は、背中を見たときに、ふっくらとしたお太鼓のような膨らみが見えること。シンプルでありながら、非常に上品な印象の結び方なので、覚えておいて損はありません。

太鼓結びは、訪問着や留め袖を着るときの、定番とも言える帯の結び方になっています。結び方としてもシンプルで、初心者にとっても難しいものではありませんから、マスターしておくと良いでしょう。

二重太鼓結び

太鼓結びと、見た目的にはほとんど変わらないのが「二重太鼓結び」です。こちらも訪問着や留め袖に合わせる基本の帯の結び方と言って良いでしょう。
太鼓結びとの違いは、横から見たときに、お太鼓の部分が二重になっているということ。なぜ太鼓結びと二重太鼓結びがあるのかというと、帯の種類によって、長さに違いがあるからです。

普段着用に使われる名古屋帯は、比較的短い帯であるため、太鼓結びで結びます。一方、二重太鼓結びは、訪問着・留め袖・振り袖用に使われる、袋帯で結ぶ方法となっています。

文庫結び

文庫結びは、通常の着物はもちろんのこと、振り袖や浴衣にも使える帯の結び方です。簡単に結べる方法でありながら、女性らしいかわいらしさも演出できます。

帯の結び目が水平になっていて、小さなリボンのように見える点が、文庫結びの特徴です。ただし椅子に座って背中をつけると、せっかくのリボンの部分がつぶれてしまうことも……。結び方よりも、むしろ着付けた後に注意が必要な結び方だと言えます。

立て矢結び

非常に華やかで、主に振り袖を着用するときに使われるのが立て矢結びです。江戸時代の大奥で女中がしていた結び方だと言われていますが、大きな羽と斜めになった立体感が、女性らしさだけではなく、りりしさをも演出してくれる結び方です。
非常に華やかな印象になるため、「自分自身が主役」という場面にふさわしい帯結びの方法だと言えるでしょう。華やかな魅力を振りまきたいときには、ぜひ挑戦してみてください。

これまでに紹介してきたベーシックな結び方をマスターしたら、次は細かなアレンジを加えて、より一層帯の世界を楽しんでみるのがオススメです。

帯の結び方に工夫して、和装の世界をより深く楽しめるのは、和服上級者の証しでもあります。通常の結び方に自信を持てたタイミングで、こちらも一つずつ、確実にマスターしていくのがオススメです。

一重太鼓結びや二重太鼓結びがマスターできたら、「角出し結び」に挑戦してみると良いでしょう。お太鼓の部分をほんの少し変形させて、シャープさを演出することで、太鼓結びとは全く異なる雰囲気を楽しめます。

太鼓結びは、どちらかというとフォーマルな印象も強いもの。着物を着用するシーンによっては、太鼓結びでは「気取り過ぎている」なんて感じることもあるでしょう。角出し結びは、こんなときでも便利に使える結び方で、適度に崩した雰囲気を演出できます。
冠婚葬祭などにはふさわしくありませんが、着付け上級者の「遊び心」を演出したいときには、ピッタリの結び方だと言えるでしょう。

そんな角出し結びをさらにアレンジすると、「銀座結び」ができるようになります。角出し結びよりもさらにシャープで、大人っぽく落ちついた雰囲気を醸し出すことができます。

銀座結びの名前の由来は、戦後の日本において、銀座のママたちがこの結び方を愛用していたからだと言われています。オシャレさと上品さをアピールしたいときに、ぜひ挑戦してみてください。

また文庫結びも、アレンジしやすい結び方として知られています。

  • ・薔薇結び
  • ・巾着結び
  • ・羽根結び
  • ・花結び
  • ・蝶文庫結び

非常に華やかなアレンジは、振り袖にピッタリの結び方だと言えるでしょう。どれも立体感のある結び方で、華やかな魅力を振りまいてくれます。

立て矢結びは、

  • ・リボン結び
  • ・胡蝶の舞
  • ・うずしお

華やかでかわいらしい結び方へとアレンジできます。より一層個性を演出したい!と思ったときには、これらの結び方を積極的に練習してみてくださいね。

男性と女性、帯の結び方の違いとは?

男性と女性、帯の結び方の違いとは?

さて、ここまでは主に、「女性の着付けを行う際の帯の結び方」について解説してきました。バリエーションが豊富である一方で、完璧にマスターするのが難しい!という特徴もあります。

ここで気になるのが「男性の着物を着付ける場合の帯の結び方はどうなるの?」という点です。男性の場合、女性ほどバリエーションが豊かなわけではありませんし、結び方もシンプルという特徴があります。

男性の帯を結ぶときには、角帯を使って「貝の口」や「浪人流し」という形にするのが一般的です。基本形となるのが「貝の口」で、全身をパリッとした印象に仕上げてくれることでしょう。
より簡単に、そして動きやすさにこだわりたいときには、「浪人流し」で結ぶのがオススメです。非常にシンプルな結び方でありながら、着崩れしにくいという特徴があります。

女性の帯の結び方と比較すると、男性の帯の結び方は種類も少なく、結び方そのものも非常にシンプルです。基本の「貝の口」と「浪人流し」を覚えておけば、困る場面もほぼないと言えるでしょう。

帯の結び方をマスターして、着物の楽しみ方を広げましょう

帯の結び方をマスターして、着物の楽しみ方を広げましょう

着物や帯は高価なもの。「古いものに飽きてしまった!」なんてときでも、すぐに新たなアイテムを買いそろえられるとは限りません。こんなときには、帯の結び方でアレンジを施してみるのもオススメの方法です。帯の結び方を変えると、雰囲気全体が変わるもの。特に後ろから着物姿を見たときには、「全く別の着物を身につけているように見える」なんてケースも少なくありません。

また着物は、どんな場面でどのように着用するのか、マナーを守ることも重要なポイントとなります。着物の種類はもちろんですが、帯の結び方にも、それぞれ「格式」がありますから、いろいろな結び方を覚えておくことが大切です。

どんな場面でも、自信を持って帯を結べる!なんて着付け技術を身につけられたら、着物の世界をより深く楽しめるようになるはずです。着物と帯、小物の組み合わせだけではなく、「今日はどんな風に帯を結ぼうか」なんて考える楽しみも生まれてきそうですね。

複雑な帯の結び方は、独学でマスターするのは難しいもの。着付けのスクールに通うことで、より早く、そして確実に、必要な技術を習得できることでしょう。

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